食の教科書 ワインの基礎知識

ワインの基礎知識 ~食の教科書シリーズ

ワインの面白さ

ある日、テレビのドキュメンタリーで、ワイン・テイスティングの世界コンテストを放送していた。

各国のソムリエが、ワインの品種、製造方法(貴腐などの場合)、生産国等を次々と

当てていく様子を見て、僕は、これまで興味のなかったワインの面白さに惹かれていった。

ラベルひとつ見ても、特にフランスのシャトー・ワインは、細かく情報が記載されている。

品種×生産国×畑のランク×・・・。

幾通りもの味のバリエーションを読み解けるようになれたら・・・。

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ワインに詳しくなるには

みなさんの中にも、ワインを美味しく、楽しく、カッコよく飲んでみたいという方は多いことと思う。

特に最近では、チリ産や南アフリカ産など、美味しいワインがリーズナブルに手に入る環境が整ってきた

(日本でも、北海道、山形、山梨、長野、九州と、各地で国産ブドウを使った美味しいワインがある)。

ただ、そう頻繁に飲むものでもないので、効率的に、かつ容易に基礎知識を学べないと長続きしない。

ワインに関するそんな入門書はないものだろうか。

入門書で重要なのは、余分な情報を思い切って捨て、頭に残るフレームワークがあること。

武道で型を徹底的に叩き込まれるように、何事も型(=フレームワーク)を押さえることで学習曲線が高まる。

ワインに関するそんな入門書はないものだろうか。

 

味のエレガンスさ×パワーのフレームワーク

多くの解説書は情報の優劣をつけられず、「情報量の勝負」にはしりがちである。

その中で本書は、ワインの味を最も分かりやすく左右する「ブドウの品種」に焦点をフォーカスしている。

本書が提案するフレームワークは、「味のエレガンスさ」×「パワー」のマトリクスだ。

そこにブドウの品種をプロットすることで、味の分布がひと目で分かるよう整理されている。

これによって、初心者にとっては十分役に立つ、ワインの味の地図を手に入れられるのである。

今日はカジュアルにたくさん飲みたいからガメイにしよう、

今日の魚にはフルーティーなソーヴィニヨン・ブランを合わせよう。

もちろん畑も年代も区別できない初心者用の型だが、ワインを十分に楽しめる。



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